茶話本舗
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株式会社フジタ・エージェント 介護・看護ソーシャルワーク基礎知識

介護事業や「茶話本舗」運営、自宅介護で役に立つ
介護・看護ソーシャルワーク基礎知識をご紹介します。

介護の基本五原則
  • 介護するゆとりがないとおもいやりもなくなる。
    ショートステイ(短期入所)などのサービスを積極的に利用し、家族も息抜きを
  • 介解説書などで、できるだけ楽に介護ができるコツを覚える。力ずくの介護では疲れ、ゆとりを失う
  • 「あなたのためにやってあげている」などと恩着せがましい言葉に本人は傷つく。
    「くさい」「きたない」なども絶対に禁句
  • 無言で急に体を動かされると、本人は怖い。例えば車椅子を押すときもゆっくりしたペースで、「左に曲がります」などと声をかける
  • 本人が何も言わないのは遠慮もある。
    何をしたいのかしつこく聞く。花見でもカラオケでも楽しむ目標ができれば、介護される人も介護する人も生き生きしてくる
床ずれ予防法
  • 布団をこまめに干す
  • 湿気を含んだ固い布団は体への圧迫が大きい。
  • 体をこするような体位変換をしない
  • 力任せに押したり引いたりは、床ずれの原因となる皮膚の摩擦やずれを生む。
  • 皮膚が赤くなる発赤は危険信号
  • 発赤が見つかったら早めの処置を。マッサージは皮膚内部の損傷と炎症を進行させて逆効果。
  • 栄養不足に注意
  • 特に、たんぱく質が不足すると床ずれを起こしやすい。
    自助食器を使うなど、座って、楽しく、おいしく食べられる工夫を。
  • 皮膚はさらさらに
  • 床ずれになった傷の部分は乾かしてはいけないが、周囲の皮膚は絶対に湿らさない。
  • おむつは、こまめに交換
  • 皮膚が湿り、寝間着やおむつと密着して摩擦やずれにつながる。
    排せつ物がつくと、障害がおき、細菌感染などの原因にも。特に下痢の便は危険。
飲み込む機能回復法
    【誤嚥を防ぐ食事の姿勢】
  • 座位(座った姿勢)が基本。生活のメリハリをつけるためにもベッド上ではなく食卓で
  • 前かがみになり過ぎるとむせやすい。背中と背もたれの間にマットを挟むとよい
  • 麻痺があると体が傾きやすい。肘かけと体の間にマットをあて、腕をテーブルの上に
  • 胃液や、胃に入った食べ物が逆流しやすいので、食後2時間は座る
    【誤嚥を防ぐ基礎的訓練】
  • 首を前後左右に曲げ、肩の上げ下げ、マッサージなどでリラックスする
  • 口の中の感覚が過敏、又は鈍くなっている場合、指や歯ブラシなどで刺激する
  • 口にまひがある場合は筋肉が硬くなるので、電動歯ブラシの振動を唇や舌に伝える
  • 唇やほおを人差し指と親指で伸ばしたり縮めたりする筋肉ストレッチをする
創意工夫で楽しい・美味しい食事
    【魚(さかな)】
  • 焼き魚は水分が抜けて飲み込みにくい。煮る、ホイルで包んで蒸す、
    あんかけにするなど魚に水気を含ませる
  • すり身につなぎの卵や片栗粉を加えて食べやすい大きさにする
  • 干物や淡白な白身魚など脂肪の少ない部位は硬くなりやすいので、火を通しすぎない
    【肉(にく)】
  • 繊維をたたいて壊してから形を整えて調理すると、かみ切りやすい
  • 酒に漬け込んでから調理すると軟らかくなる。
    タンパク質分解酵素を持つ生のパイナップルやキウイの果汁に漬け込んでもよい
  • 口にまひがある場合は筋肉が硬くなるので、電動歯ブラシの振動を唇や舌に伝える
  • 揚げただけでは硬い衣も、たれやつゆでさっと煮れば軟らかくなる
    【野菜(やさい)】
  • 長い繊維はかみ切りにくいので、繊維をたつように切るか裏ごしする
  • 細かく刻んでから調理するとうまみが流れ出るので、調理後に刻む
  • レンコンなど硬いものは、すりおろしたりつぶしたりしてからつなぎを入れてまとめ再調理するとよい
大人用紙おむつの特徴
    【テープ留め型】
  • ○ おむつカバー不要
  • ○ 一般に尿の吸収量が多い
  • ▲ 起きた姿勢で交換しにくい

(対象)=立つのが困難な人など    1枚 約110円

    【パンツ型】
  • ○ おむつカバー不要
  • ○ 下着感覚で動きやすい
  • ▲ 全部脱がないと交換できない

(対象)=立っていられる人など    1枚 約125〜195円

    【平型】
  • ○ 重ねたり切ったりして使える
  • ○ 体型に合わせ応用も。安価
  • ▲ おむつカバー、技術が必要

(対象)=寝たきりの人など       1枚 約40〜90円

    【パッド型】
  • ○ 交換しやすく経済的
  • ○ 尿漏れ量に応じ選びやすい
  • ▲ 便失禁の対応が困難

(対象)=軽い失禁から寝たきりまで  1枚 約20〜80円

(〇は長所、▲は短所。価格は平均値)

お化粧リハビリテーション
女性なら、体が不自由になっても元気な時のように化粧をしたいと思う人が多いはずです。きれいになった自分を見ることで表情が明るくなり、積極的にもなるという研究結果も出ています。口紅をさすなど簡単な化粧だけでも効果があります。
    【お年寄りの化粧ケアのコツ】
  • 洗顔してから、化粧や乳液などで肌を整える
  • ファンデーションは首より少し明るめの色で、しっとり系を。薄く、自然な感じでのばす
  • まゆじりを上げぎみにして印象を引き締める
  • 口紅は明るい色で、口角を上げ気味にふっくら描く
  • 寝たきりの人でも、せめて乳液と口紅くらいは付けてあげたい
  • 仕上がったら、本人に鏡で見せながら「きれいになった」と声をかける。介護する側もつめを短くし、手を温めておくなどの配慮を
認知症とは
  • 「ぼけ」というのは俗語。認知症は医学的な言葉
  • 認知症という言葉は、医学用語で、人が長い時間をかけて積み重ねてきた記憶や知能などの精神的な能力が、低下する病気をいいます。  
    記憶力や理解力が低下するばかりでなく、感情のコントロールができない、物事に対する意欲がなくなる、さらに認知症の進行に従って日常生活に支障をきたすなど、さまざまな問題が発生してきます。  
    認知症は、いろいろな病気やけがで、脳に障害が起こった結果生じるもので、正常な老化現象で起こるもの忘れなどとはまったく別のものです。それに対して、「ぼけ」という言葉は日常においてよく耳にしますが、これは認知症という病気からふつうの老化現象までを含む俗語です。
  • 認知症の原因はさまざま。脳梗塞をしても、痴呆になる人とならない人がいる
  • 日本でよくみられる認知症には、脳の血管の異常が原因で生じる脳血管性と、脳の細胞が死んで脳全体が萎縮を起こすために生じるアルツハイマー型があります。脳梗塞をしたことがあると、脳血管性になる危険性が高くなりますが、梗塞があれば必ず認知症になるというわけではありません。  
    以前、脳梗塞を起こしたことのある人や、高血圧や糖尿病などの病気をもっている人は、脳血管性になる危険性が高いことは事実ですから、無理をせず、心身の安定をはかることが大切です。
  • 認知症は、心と体のあらゆる機能に影響を与える
  • 人間の脳は、私たちの精神、身体の働きすべてをコントロールする司令塔です。  
    したがって、脳が障害された場合、心と身体の広い機能に障害が起こります。  
    認知症は広い範囲の脳細胞が死んでしまうために起こる病気であるため、記憶力の低下、理解力の低下、感情のコントロールの障害、性格の変化、見当識の障害など、精神的な能力低下のほか、排泄、更衣、入浴などの基本的な生活動作の障害、さらに進行した場合は、歩行障害などの運動能力の低下も起こってきます。
  • 一般的にいって、認知症は遺伝しない
  • 日本人にみられる認知症疾患の大部分は、遺伝性の病気ではありません。しかし、家族にアルツハイマー型になった人がいる場合は、いない場合と比べると、アルツハイマー型になる危険率が若干高いようです。脳血管性についても、その原因となる高血圧、糖尿病、心臓疾患などになりやすい体質が遺伝することから、そのような意味では、家族にこうした病気が多い場合は、注意をするにこしたことはありません。まずはその元の病気にならないよう、また悪化させないように常日頃から気をつけることです。
  • いまのところ、認知症の原因を治療する特効薬はない
  • 現在までのところ、認知症を治したり、進行をくい止める特効薬はありません。医者が処方する抗認知症薬とよばれる薬は、アルツハイマー型の初期のころに起こる症状を一時的に改善したり、進行を遅らせる効果がありますが、長期的には認知症の進行をくい止めることはできません。また血管性認知症の場合は、進行が止まったり、長い目でみると少しよくなったのではないかと思われるような場合もありますが、これは、薬物だけの効果ではなく、環境や心理的な支援などの要因が複合的に作用しているためと考えられます。
  • 治療はできなくとも、認知症の早期発見、早期対応は重要
  • 認知症が疑われたとき、できる限り早い時期に専門医の診断を受けることが重要です。その理由の第一は、認知症のようにみえて、実際は、早期に的確な治療を行えばよくなる病気もたくさんあるからです。第二の理由は、治療ができないアルツハイマー型認知症や、脳血管性認知症であったとしても、早期に診断し、長期的な見通しをもって、理にかなったケアを行えば、ケアをされる高齢者も、ケアするご家族も無駄な労力を費やすことなく、穏やかな時間を過ごすことが可能になることです。
  • 認知症を治せなくとも、症状を抑えるための治療は重要
  • 認知症は、病気です。したがって、介護と並んで、医学的な配慮も大切です。医学的、心理学的検査は診断に役立つばかりでなく、合理的な介護の基礎になり、介護を楽にすると同時に、ご本人の苦痛を和らげます。  
    介護を困難にする行動や、幻覚、妄想、睡眠障害、せん妄等の精神医学的な症状は、適切な薬物療法で劇的によくなる場合もあります。薬は危険なものですが、正しく使えば強い見方にもなります。このほか、心理療法、作業療法、治療的レクリエーションなどが効果を上げます
  • 認知症の予防に、特別な方法はない
  • 脳血管性認知症の場合、高血圧、低血圧、高脂血症、糖尿病、不整脈等の心臓疾患など、血管障害の原因となる病気を早期に発見し、適切に治療することである程度、予防ができます。アルツハイマー型認知症の場合は、有効な予防法はいまのところありません。いわゆる「ぼけ予防○○箇条」の類は、生理的な老化を防ぐためには有効かもしれませんが、病気である認知症に対する予防効果は、実証されていません。くよくよするより、自分のライフスタイルを守る方がストレスが少なくてよいと思います。
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